理想を追う感覚で
カッコよくて哀しいような
叶わない恋煩いの感覚で
愛しくて苦しいような
拗らせて離れていく感覚で
寂しくて切ないような
過ぎた幸福に現実感がない感覚で
淡くて儚い一時の夢のような
実った思いが自分の中で育って
相手が世界の全てになっていく
盲目のようになる
青くて甘い初恋のような
育ちきった思いが腐って崩れて
心を喪って外面ばかり取り繕う
心に致命傷を負う
苦く熟れた失恋のような
感情移入できるような
そんなお話が欲しい
ホークスの暗く瑕ついた過去を
家族が居ない思い出の走馬灯を
幼い身には重い辛く長い訓練を
奪われ取り戻した努力の結晶を
拗らせた闇の中の光への想いを
語って
エンヴァーの光への努力の跡を
家族を突き放し傷つけた記憶を
幼い頃の地獄の様な自主訓練を
憧れへと積まれた努力の道筋を
目を向ける暇のなかった愛情を
綴って
二人だけの物語を
書いて欲しい