あんな軟派な男が愛ゆえの挺身をするような性格だとは思わなかった。
ヒーロー家業の道具を、恋人の身を守る術を自分がまさに焼いていたと、
気づけなかった。隣で冗談めかして笑いながら、音もなく、勘付かせない
気遣いの中、止むことのない痛みと不安に耐えていた恋人に、気がつけなかった。格好悪いところ一つすら、恋人に見せたくないあまりに姿を眩ますような、
危うくて頼りなげな、手を伸ばせば消えてしまいそうな、儚い恋人が、
俺のせいで傷ついてしまった。
なぜ身の危険を冒し俺の護衛を名乗り出たのか聞いた。
なぜ進んで傷ついたのか聞いた。
「すぐ治ります」「すぐ生え変わります」「大袈裟ですよ」
答えになっていないのがもどかしかった。
俺が焦りのあまり半ば自傷のような行為の意義を問うた時に悲しげに呟いた、
「なんなんでしょうね、俺って」その一言すら、自分が彼の心を掻き回して、
本人も知らない本音を曝け出して、結果引き出してしまった痛みであると、
実感してしまった。俺は…何人傷つければ気が済むのだろう？
泣きじゃくりながら甘える恋人を抱きしめた時、浅はかにも謝意より、
傷が浅かった安心が優った。俺はきっとどうしようもなく酷いんだ。
恋人の許しに甘えて謝罪一つしないほど卑劣で、
制御できない暴力を誇るほど醜くて、
象徴にすら慣れない無能で、
恋人を傷つけるような屑で、
意地ばかり張って他者を傷つけるしか脳のない馬鹿で、
誇り高い精神も一本の筋も通せないほど下賤で、
我儘を通そうと暴力を振りかざす下劣だ。
俺はなんなのか、いつか誰かに問われた気がする。
それは嘆き悲しみ、叫ぶ妻だろうか。踠き苦しみ私を呪った末の息子だろうか。
怒り妬んで母を慮る息子たちだろうか。呆れて立ち去って行った娘だろうか。
俺を鍛えた父だっただろうか。俺に失望した、落第した同期達だったろうか。
俺が手段を問わず巻き込み傷つけ蹴落として来た、同僚達だったか。
俺が敵に似ている、暴力的だと非難する、マスメディアの誰かだっただろうか。
忘れ去っていたその問いかけを、フッと思い出した。
今では、俺が一番疑問だ。

私が来た！

じゃあ欲望スプラッタタイムね
もっと重症であったらいいな最後まで見つからなかったらいいなおんなじタイミングで倒れてて実は同じ病院で意識不明(重度の火傷)で寝かされてたらいいなエンデヴァーが解除条件の母？(おそらく墓石)に触れたタイミングで護衛終了して出動申請出てエンデヴァーが気絶してる間に最寄りのクソつよヴィラン(あの最終強化脳無とか荼毘あたりで因縁の荼毘と戦って傷つけられてエンデヴァー覚醒展開もいいかも)倒しに行ったけど剛翼が燃え尽きてて足りなくて負けて重体で搬送とかいいなあとエンデヴァー護衛中に最大火力荼毘に襲われてエンデヴァーさん全羽で庇って瀕死になったりもいいなエンデヴァーさんの暴走が酷い中炎の中入って行って焼けながら鎮めて気を失ってもいいなそれに護衛中襲撃にあって羽が焦げた中エンデヴァーさん剣羽残した全羽で宙に上げて自分は単身地上で迎撃して相打ちで致命傷負って救援呼びながら遠のく意識でエンデヴァーさん駆け寄って来て気がつけば病院とかの展開もいいなあと救援くるまでの間気絶しそうな激痛や感電、個性による麻痺霧とか気絶させる系の能力を耐えて倒れそうになりながら守り切るとかもいいな護衛の関係で手足失ったり包帯取れなかったり後遺症残るかもって医者に言われてエンデヴァーさんが気にやまないようにって起きる前にどこかに行ってしまってたまにチラホラ現れて助けてくれて最後世界救われてから数日して暇ができて本気で捜索しはじめたエンデヴァーさんの前に現れて捕まって義手の類とかつけてるせいで全部バレて怒られたりお仕置きSEXされるのもいいな

ん“っ(推しが膝と心臓と肺と脳にクリティカルヒットした)